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2006.03.27

『カスバの男』大竹伸朗、集英社文庫

 モロッコ旅日記である。親本ではどうだったか分からないけど、状況説明や雑感、作品キャプションなど、いくつかの種類の文字種と級数が絡み合った文字記録と、銅版画や色鉛筆などによるデッサンで、11日間の旅程がつづられる。この旅を通じて、彼の手元には200枚のスケッチと1000枚の写真が残った。
 この旅で出会う景色を表現する方法としては「『ひねり』はあまり通用しない気がする」だとか、「美意識の入る余地のない作業の結果は、ときに意図する以上の美の世界を作りだす」といった話はどうでもいい。了解するし、賛成する。とにかくこの人には「正しさ」というガーターがレーンの左右にある。そこに行かないような文章で示された部分は、きわめてまとまりが悪い文章になっている。とりとめがない。このとりとめなさに、モロッコの旅を感じる次第です。
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Posted at 02:54 | 集英社文庫 | COM(0) | TB(0) |
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