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2009.11.15

『パーマネント野ばら』西原理恵子、新潮文庫

 まんこ及びちんこのエピソードが頻出する。即物的に乾ききった主人公周辺の性をめぐる話が、このマンガの場合はどうしたことか愛の話にしばしば辿りつかない。
 田舎町のパーマ屋に集う女性たちは、いつもあけすけで、性にも愛にも飢えている。シンナー中毒だった学生時代の思い出、ひどい男による家庭内暴力のこと、旦那を寝取られた話、老いと愛情について、生きていることと人の死について。そこまで語っても、なぜか世界の彼方まで、平々凡々。「パーマネント野ばら」はおんなの笑い声あふれる中、淡々と営業を続ける。
 まんこの話がまんこの話だけで終わってしまうことへの、絶叫したくなるほどの切なさ。同時に、それでも今日を生きていることを仮に希望と見立てて、この店で七色パーマをあてる、どうしてもプロフェッショナルのおんなになれない、おんなたち。
 「けい子ちゃん なんで させ子なのー」「だって私 なんにもない フツーやんか 私からまんことったら 何が残るのー?」
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